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React製デザインシステム「GeistUI 」を調査してみた

React製デザインシステムであるGeistUIを実際に動かしてみました。簡単に紹介します。
公開日2022.02.01
更新日2022.02.01

概要

React製のデザインシステム。Next.jsで有名なVercelのデザインシステムに触発されたコミュニティプロジェクト。VercelのUIに似せた作りになっている。
プログラマ向けツールによくあるコンポーネントが充実。トンマナはミニマル。

利用イメージ

  • GeistProviderで囲い、CssBaselineタグ以降に、Geistで定義されたコンポーネントでページを記述していく。
  • CssBaselineはGeistのCSSを設定するコンポーネント。任意でテーマファイルをカスタムすることができ、themesにテーマオブジェクトを代入すると、カスタムテーマを設定できる。
import React from 'react'
import { GeistProvider, CssBaseline, Text } from '@geist-ui/core'

const Index = ({}) => {
  return (
    <>
      <GeistProvider>
        {/*テーマ設定*/}
        <CssBaseline themes={/*あなたのテーマファイル*/} />
        <>
          {/*ここにGeistコンポーネントを使ってページを記述していく*/}
			    {/*例*/}<Text h1>日本語ダミー記事h1</Text>
        </>
      </GeistProvider>
    </>
  )
}

export default Index

特徴

デザイン面

  • シンプル。モダン。
  • ドロップシャドウは積極的に使われていない。フロート、モーダル、ホバーのときのみ。基本はボーダーでオブジェクトの境界線を区切っていく魅せ方
  • カラーは白黒基調で、ボタンや部分パーツにカラーが使われるシンプルな構成
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強み

テーマ切り替えあり
ダークテーマ/ライトテーマ切り替え可。
プログラマ鉄板のコンポーネント
プログラマ向けのサイトによくあるコンポーネントはカバーされている。アバターのアイコン・フォームのパーツ、等。特にCI/CD的ダッシュボードを魅せたいのであれば最適。
カスタムテーマの設定が楽
themeの設定値が少なく、カスタマイズが簡単。
おしゃれな独自アイコン
geistの世界観にあったアイコンが用意されている。
かゆいところに手の届くhooks
かゆいところに手が届く細かいhooksが存在。モーダル出現時等のBodyタグのスクロールロックである

弱み

レイアウトが弱い
レイアウト系コンポーネントに弱み。オブジェクト間のスペーシング等は自分で設定する必要がある。
contentImage2-1.jpg
エレメント内部のpadding等には一定のルールでスタイリングされている反面、この点を手動で組んでいくのはしんどい。
レスポンシブがしんどい
レスポンシブ対応に弱み。個別対応が必要。
読み物系のスタイリングに向かない
読み物ページをスタイリングする際、コストが高い。 アルファベットを前提にしているデザインなので、日本語はやや無骨。
H1〜H6タグに与えられているmarginは一律で同じなのでそのまま利用すると、見づらいレイアウトに。適切なマージンを探り当てる必要があり。
contentImage2-1 (1).jpg
自前のコンポーネントを作りWrapすれば使えそうだが、その分コストは上乗せ。

まとめ

  • 複雑な表現や複雑な操作がない、シンプルな表現のダッシュボードには良い。特にCI/CD的な画面は強い。社内ツールの設定画面には良さそう。
  • プログラマが好みそうなムダのないシンプルなトンマナ。
  • 読み物ページをスタイリングする際、コストが高い。
  • モバイルを前提にしたアプリケーションを組む場合、工数が跳ね上がるかも。
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hanzochang
代表取締役 半澤勇大
慶應義塾大学卒業後、AOI Pro.にてWebプランナーとして勤務。ナショナルクライアントのキャンペーンサイトの企画・演出を担当。その後開発会社に創業メンバーとして参加。Fintech案件や大手企業のDXプロジェクトに関わり、その後個人事業主として独立。2023年にWeb3に特化した開発会社として法人化。

2017年ごろより匿名アカウントでCryptoの調査等を行い、ブロックチェーンメディアやSNSでビットコイン論文等の図解等を発信。
hanzochangはフリーランスのエンジニアです
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